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2019/12/08

食の6次産業化人材育成セミナーについて

| by:y_nakano
 本セミナーは小松島市との連携により,農作物や農産加工品の高付加価値化を推進するセミナーです。食と農ビジネスの基本に加え,高付加価値化に向けた研究テーマにより,製造から販売までのノウハウを体系的に学べる,地元との連携・協力体制を強化した6次産業化人材育成セミナーを5回実施します。

 現在では4回のセミナーを終えました。それぞれの回の内容や生徒の活動についてご紹介したいと思います。

☆セミナー1回目
10月23・24日(水・木)

食物科1,2,3年生

テーマ:6次産業における「商品開発」,「販路開拓」

    〈商品企画・販路開拓づくりについて〉

講師:小林 篤司 氏

   一般社団法人 地職住推進機構 代表理事


 「6次産業化」という言葉の意味から丁寧に教えてくださいました。現在取り組んでいらっしゃる上勝町でのビール作りでは,柑橘類の絞りかすやさつまいもの皮などを用いるというお話は大変興味深かったです。
 魅力的な商品を作るには市販品と比較したり,ターゲットにする顧客層を考えたりする戦略が大切など,普段の授業ではない新しい視野を広げてくださいました。また,オランダやカンボジアなど他の国での取り組みも話され,たくさんの生徒が大変興味を持って聴いていました。3年生の生徒の中には将来商品開発をしたいと考えている生徒は講演が終わった後も小林先生に熱心に質問をしていました。

☆セミナー2回目
11月13日(水)

食物科1,2年生

テーマ:6次産業化を支える食品衛生の管理ポイント講師:今成 敏 氏

    ロイド・レジスタージャパン株式会社 執行役員

    立命館大学 客員研究員


生徒の感想です。

・改めて衛生管理はとても大切だということがわかりました。

・先生の「夢と情熱を持つことが大事」という言葉が一番印象に残っています。

・食品衛生の授業で習った食中毒の名前が講演中にたくさんでてきて,調理師として必要な知識だということがわかりました。

・販売物を作るときには,買う人の気持ちを考え,細かいところまで配慮して作っていきたいなと思いました。

 生徒それぞれが食品衛生について,より知識が深まり,意識が高まりました。

☆セミナー3回目

食物科3年生

テーマ:摂食嚥下のメカニズムを理解しよう

講師:青江 美弥 氏

     ひのみね総合療育センター

     摂食嚥下障害看護認定看護師

 普段何気なく「食べる・飲む」という行動を行っていますが,本当はとても複雑な身体の反射や運動などが必要であることがよくわかりました。口を閉じずにお茶を飲んでみたり,噛まずにパンやプリンを食べてみたり,実際にしてみて本当にできなくて驚きました。生徒も楽しみながら,知識を深めることができました。

 青江先生のお話の中に,「ソフト食を提供しているお店は本当に少なくて,知っている患者さんは外食をする時は神戸まで出かけていらっしゃる」ということでした。将来調理師を目指している生徒たちにとって,食事の提供や高カロリーで食べやすい食品作りなどを考える機会になったと思います。



☆セミナー4回目

食物科3年生

テーマ:6次産業における「開発・製造」(実習・実践)

    〈摂食嚥下の実習・実践〉

講師:新井 栄次 氏

   株式会社ときわ

   執行役員 料理長

今回は介護食実習です。

メニュー

・マッシュルームと冬葱のスープ

・帆立貝柱とズワイ蟹のムース

  釜揚げしらすとブロッコリーのムース

・紅茶のクレームブリュレ バニラのグラス添え

 

 みんなで協力しながら,フードプロセッサーやこし器を用いたり,野菜の切り方やゆであげる硬さを注意したりして調理実習を行いました。盛り付けにもきれいになるようにこだわりました。

 スープはマッシュルームをはじめたくさんのキノコ類のうま味が濃縮されていました。魚料理では,いったん食材をペースト状にし,サランラップで形を整え,蒸し上げました。見た目もとてもきれいにできあがりました。デザートは紅茶の香りがとても効いたクレームブリュレで,どの品もおいしくいただきました。

 介護食へのイメージが変わり,工夫しだいでいろいろ展開できることを生徒は学ぶことができました。



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