福祉科 特別講義『福祉機器を用いた移乗方法』

福祉科 特別講義『福祉機器を用いた移乗方法』

 

 5月22日(水)5・6限に、福祉科2年生を対象に、株式会社コンフィデンスケア代表取締役、訪問看護ステーションはーと作業療法士の松村幸治先生による『福祉機器を用いた移乗方法』の講義・実習がありました。

 福祉機器の特性や福祉機器を使用することによるメリットやデメリット、現場でどのように使われてるか、使用する際の留意点等に関する講義を受けた後、実技が行われました。

 最初に松村先生による説明を交えたデモンストレーションを見て使用方法やポイントを学び、班に分かれて実習を行いました。

 リフトを使ってベッドから車椅子への移乗、スライディングボードを使ってベッドから車椅子への移乗、介在シートを使ってベッドからストレッチャーへの移乗、ノルディックスライドを使ってベッド上での上下移動や水平移動、これらの実習を行いました。

 実習を終えた生徒からは「利用者として介助を受けてみて、声かけがないと不安だった」「介助をしてみて、福祉機器を使用することにより介助の負担が軽くなった、ボディメカニクスが不十分だと腰が痛くなることがわかった」「技術を身につけて正しく使用できると利用者にとって安心・安全な介護につながるとわかった」等の感想が述べられました。

  福祉機器を用いた移乗は利用者・介助者の負担を減らし、安全で便利に使えますが、使い方を間違えたり、注意を怠ると、転倒や転落等重大な事故につながります。正しい知識と技術を身につけて、安全で安楽な介助を提供できるようになりたいです。