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エシカルクラブ

4学科それぞれのエシカル活動

商業科 
小松島市産業振興課および県内企業や農家と連携し、徳島県の産品を活用した商品の開発・イベントへの参画を通して、地域と関わり、地域から学ぶことで郷土愛を育み、地産地消などの人や社会・環境に配慮した消費行動を目指しています。

食物科 

 生ゴミ分解型処理容器「キエーロ」の実証実験、今年度も継続中です。
 今年度より、キエーロ日誌をタブレットに変更。キエーロ当番はその生ゴミが完全になくなるまでの十日間、毎日混ぜて記録を取りました。食品ロスについて考える機会になりました。

 

集団給食の残飯(毎日2k~6k)をよく混ぜ込めば、平均一週間~十日で焼失します。気温に大きく左右されるので、冬になると分解は遅くなります。今年度も集団給食を実施している間は毎日混ぜ込みました。

生活文化科 
 生活文化科では、エシカル・SDGsの視点をふまえて各学年で日々取り組んでいます。1年生では、最初に用布の見積もりの仕方を徹底して学び、裁断の際にできる限り端布の出ないように工夫しています。また検定では、生地を縫製しては糸をほどきを繰り返して使うようにしています。2・3年では多くの課題を製作する際に余り布や試し縫いのシーチング等をアイロンがけし、手芸小物を製作しています。また藍染めの絞りに使った糸も捨てずに生かし、アクセサリー等にしています。

 福祉科 
福祉科では、今年は小物の制作を行いました。実習でお世話になっている施設の職員さんや利用者さんにエシカル消費について知ってもらうため、環境に優しい物、使用して頂ける物という視点で考えました。個別レクリエーション材として、段ボールで作ったジグソーパズル、牛乳パックのサイコロ、紙コップを利用したもぐらたたき、クリアファイルからうさぎのモビール、余り布で作ったお手玉、小物入れや、お部屋に飾って頂ける立体切り絵など、様々なアイディアが出てきました。自分たちが作った物は、一人ひとりがその思いや、どのように使用してもらいたいかなど、クラス全員の前でプレゼンテーションも行いました。出来上がった作品は、松西祭の「福祉科展」にて展示し、12月に延期になった後期の施設実習時に持参して、使って頂けるようプレゼントしたいと思っています。

   

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令和4年度エシカル活動の紹介(食用コオロギ実践)

(株)グリラスによるエシカル講演会

令和4年6月16日(6限目)

全校生徒対象(全教室に配信)

 株式会社グリラスは、徳島大学発のベンチャー企業で、食用コオロギに関連する品種改良・生産・原料加工・商品開発・販売を一貫して国内で行っています。急激な世界人口増加に伴い、2025年から2030年に発生するとされる「タンパク質危機」と、「食品ロス」という2つの社会課題に焦点を当て、100%食品ロス由来の餌で生産した新しいタンパク質として、食用コオロギの事業をしています。今年度のエシカル講演会では、地球温暖化や食品ロスなど、環境問題を中心としてお話しいただき、グリラスの食品ブランド「C.TRIA(シートリア)」のココアクッキーが試食品として全員に配布されました。

広報の川原氏による説明 

 また、食物科がグリラスの食用コオロギパウダーを使って、肉まんを製作した。 中のあんは、阿南市のウトウークさんに試供品としていただいたジビエミックスを使用。「エシカルまん」とも言えるような肉まんが完成した。

  

講演後のアンケート結果より、③コオロギを使った料理を食べたいかの問いに67%の生徒が「食べたい」、「食べてもよい」と回答。

 

これらを受けて、集団給食でのコオロギ料理試食会を実施することとした。

第1回 11月28日(月)食用コオロギパウダーを集団給食メニューに!(試食品として、「グリラスかぼちゃコロッケ」を提供)
 食物科2年生の夏休みの課題として、食用コオロギを使った集団給食メニューのレシピを募集したところ、コロッケの案が多く、調理クラブで試作。じゃがいも、さつまいも、かぼちゃなどを使用してコロッケを試作し、材料の5%量のグリラスパウダーを混ぜ込んだかぼちゃコロッケを考案した。

  

 当日は試食品として一口コロッケを提供し、アンケートを実施した。全国で初めて給食メニューになるということで、多くのマスコミが取材に来た。県内のメディアはもちろん、全国放送のテレビや新聞などの取材もあり、反響は大きかった。アンケート結果では、アンケートに答えてくれた生徒の大半が「おいしかった」と回答していた。

第2回目は 2月20日(月)を予定。

メニュー決定のために2年生が試作を行った。メニューは冬休みの宿題で考えたものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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エシカル消費自主宣言

★エシカル消費とは、より良い社会に向けた、人や社会、環境に配慮した消費行動のことです。

 本校では、専門学科の特色を生かし、商業科・食物科・生活文化科・福祉科において各科ならではの「エシカル消費」の研究・実践を進めています。地域における「エシカル消費」への機運を高めることを目的として設置したエシカルクラブは令和4年度で6年目を迎えます。

 これからも持続可能な社会の形成に向けてエシカル消費を推進します。

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食品ロスをテーマにしたおかかマヨパンの配布

令和4年2月18日(金)

家庭クラブ講習会で作る予定だった「おかかマヨパン」を食物科が作り、エシカルの普及・啓発活動として各クラス家庭クラブ委員にレシピとともに配布し、エシカル活動への協力をお願いした。

今年はコロナ禍で、エシカルクッキングが行えなかったが、来年度はまた多くの生徒に参加してもらって、実際にクッキングを行いたいと思う。

 

 

 

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期待・ワクワク 令和3年度 4学科の専門性を生かした活動

★エシカルとは、人や環境にやさしい消費のことです。

【エシカル消費の理念】
 ①自然環境を損なわない
 ②社会悪を助長しない
 ③地域社会・地域経済を損なわない

 本校では、この理念に基づいて専門学科の特色を生かして、それぞれの学科で「エシカル消費」の研究・実践を進め、地域における「エシカル消費」への機運を高めることを目的として本クラブを立ち上げ、5年目となります。今年度の各科の活動をまとめました。

商業科 
 商業科では、6次産業ステップアップ事業に取り組んでいます。具体的には、農家や市岡製菓、小松島西高校勝浦校などと連携して、ユコウの栽培・収穫・商品開発を通して、知名度向上を目指しています。
これらの活動を通して、地域とかかわり地域から学ぶことで郷土愛を育み、地産地消などの人や社会・環境に配慮した消費行動を目指します。

食物科 
〈エシカル講演会〉① 
講師 特定非営利活動法人・竹林再生会議 代表理事 長池 奉成 氏

日時及び対象
  令和3年9月24日(金)5限目33HR 6限目34HR
(内容)竹林の荒廃を防ぐ活動の紹介

   (1)地域資源利用のエシカル活動
     ①B級タケノコの商品開発
        ペースト化、ドレッシングなど
     ②阿波竹紙  災害時の間仕切り
     ③竹水=神秘的な水=
     ④竹パウダー=魔法の粉=
     ⑤バイオトイレ&ポテットライト
   (2)お米の無肥料・無農薬栽培(安心・安全・高品質)   

  竹パウダー

竹水、竹パウダー、たけのこペーストを実際に見せてくださった。

※竹パウダーを使って育てたお米はもっちりしておいしかった。

また、竹パウダーを蒔いた田んぼで育てたお米の米粉をいただき、米粉食パン作りの研究も行いました。

 

 【放置竹林の問題について】講演会の後、調べてみました。

 管理不足によって竹林が荒れて、雑草のごとく増殖してしまう現象は「竹害(ちくがい)」と呼ばれている。竹の繁殖力は非常に強く、広葉樹林をじわじわと浸食する。竹には栄養が少なく、竹自身の中に水を貯める。竹の根は表層にしか地下茎を張らないため、山の保水力が低下し、地盤が弱くなることで、土砂崩れなどのリスクが発生する。竹の成長により、太陽光が周囲の雑木に届かなくなり、木も枯れる。こうして雑木林は、竹藪に変わっていく。また、人里近い放置竹林がイノシシなど野生動物の住処になると、畑が荒らされてしまう。放置竹林は急斜面や軽トラックで入れない場所にあり、毎年全ての竹を伐採するのはかなり重労働である。そのため、竹を地面から約1mほど残して伐採する方法もとられている。竹の休眠期である冬に地上高1mの長さで竹を伐採すると、翌年の生育期に、竹の内部の養分や水分が切り口から出て(竹水)、やがて根まで枯れる。放置竹林は増加するばかりで竹林整備は追いついていない。タケノコなどの食材や建材としてはもちろん、竹チップ(竹パウダー)として土壌改良剤にも使われている。消臭効果や抗菌効果などから、衣類など、竹の活用の可能性は広がっている。サステナブルな素材として見直される「竹」。竹の使い道を考え、新しい手法で暮らしの中に「竹」を取り入れていきたい。(バンブーロール公式サイトより抜粋)

〈エシカル講演会〉② 食物科2年生対象 「エシカルとは」

 講師 JA東とくしま生活部 部長 小川 貴士 氏

 日時 令和4年1月17日(月)⑤24HR⑥23HR

  

〈地産地消の献立作成〉

6月に3年生がミニカフェの代わりに弁当作りを行いました。

11月に2年生が同じく弁当作りを行いました。

〈校内エシカルクッキング教室〉

今年度も食品ロスをテーマにした講習会を実施予定

メニュー 「おかかマヨパン」中身はかつお出汁を取った後の出し殻。

 生活文化科 
 生活文化科では,エシカルの視点をふまえて,端布を利用した手芸小物を製作しました。被服製作では,生地を無駄なく利用できるよう見積もりをしますが,どうしても端布が出てしまいます。また,ファッションショーでの衣装づくりでは,それぞれの体型に合った衣装を製作するため,シーチングを使い仮縫いをします。それらの端布やシーチングを使い,1年生は小物入れやシュシュ,2年生はランチバッグやポーチ,3年生はマスクカバーやブローチなどを製作し,それぞれの個性が溢れるデザインの作品が出来上がりました。

 
 福祉科 
福祉科でのエシカルクラブ活動として、今年はカレンダー製作をしました。一から作るのではなく、環境に優しい物として、使わなくなったり、不要になったりした物を活かして、今ある物の形を変えて、実習施設の利用者さんに使用していただけるようなカレンダーを製作しました。万年カレンダーとして日付や曜日を確認することで、利用者さんの見当識の維持を目指しました。カレンダー製作の計画では、使わなくなったポスターやクリアファイル、ペットボトルキャップや布など様々な材料が集まりました。使わなくなったものも形を変え、施設の利用者さんが安全に使用できるようにカレンダーの大きさや形にも工夫しました。

  出来上がった作品は、松西祭の「福祉科展」にて展示し、施設実習終了後には、お世話になった実習施設にお礼として贈りました。
 今年から生徒一人一台タブレット端末が配布され、カレンダー製作においてもレイアウトの見本や画像をその都度検索しながら実施しました。ネット上には綺麗で緻密な作りのカレンダー商品がたくさんありましたが、生徒達はエシカルの視点から様々な工夫を凝らし、一つ一つ丁寧に製作しました。実習のお礼に、製作したカレンダーを持って施設を訪れた際には大変喜んでいただきました。

 

 

 

 

 

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