2022年9月の記事一覧

R4 36HR 事例研究クラス内発表会

R4 36HR 事例研究クラス内発表会

 9月22日、36HRで介護実習の成果である事例研究のクラス内発表会が行われました。

 介護実習の中で、担当利用者様とコミュニケーションを図り、観察を行いながら生活課題を抽出し、目標を設定、介護計画を立案、実施、評価と取り組んだ介護過程の内容についての研究発表です。

 アセスメントシートや実習記録を見返し、担当利用者様のことを思い浮かべ、施設の指導者様のご指導を思い出しながら、集録の原稿やスライドを作成に取り組みました。限られた時間の中、まだまだ言いたいこともありましたが、時間いっぱい、実習の成果を披露しました。

 「対応の方法が参考になった」「様々な視点や思いもよらない発想がありすばらしかった」「疾患や障害について学んだ」「スライドがわかりやすく工夫されていた」「発表態度についても、声の大きさやスピードによって頭に入ってくる内容の量が違ってくることがわかった」などの感想が聞かれました。また、「自分が実習で学んだことがみんなに共有できてよかった」と感じた生徒がおり、事例研究の学習の目標の達成がうかがえた発表会でした。

 この中から4名の代表者が10月2日の松西祭の「事例研究発表会」で、さらに磨きをかけた内容で発表します。

R4 26HR 校内代替実習

R4 26HR 校内代替実習

 7月13日から始まった26HRの前半の介護実習は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、一時中断しました。9月5日~15日の9日間は、校内代替実習となりました。

 後半の施設での介護実習に向け、校内で介護技術の向上に励みました。清拭や入浴介助(特浴)、着脱介助、排泄介助等の介助の実習や、エシカル消費についての学習に取り組みました。実習生はそれぞれの目標の達成のために研鑽し、課題や今後の目標に気づくなど、実りの多い実習となりました。

 12月8日から22日までの10日間の後半の介護実習が施設で無事に再開されることを願いながら,このたびの校内代替実習を終えました。

 この校内代替実習の成果や学びをパネルにまとめ、10月2日の松西祭の「福祉科展」で展示します。

 

 

福祉科 1・3年生 コラボ実習

福祉科 1・3年生 コラボ実習

 9月16日、20日、福祉科3年生が1年生へ介護実習に向けての助言やアドバイスを行いました。

 16日は着脱介助の技術指導を行いました。ベッド上での前開き衣服の介助です。班ごとにまず3年生がデモンストレーションを行い、その後、1年生が順に介助の指導を受けました。3年生の手技や言葉を1年生は見逃すまい,聞き漏らすまいと指導を受けていました。

 20日は1年生が書いた着脱介助の記録の指導を3年生が行いました。内容や言葉の使い方、誤字脱字等について3年生は一つ一つ丁寧にチェックして1年生にアドバイスをしました。その後、1年生の10月12日からの介護実習に向けて,3年生は自分たちの6~7月の介護実習の経験から、施設ごとに施設の概要や実習内容等の説明がありました。1年生は熱心に耳を傾けていました。

 3年生は自分自身が1年生の時に、当時の3年生から同じように技術や記録の指導を受けたことを思い出しながら,今度は自分たちが1年生にしっかりと教えなければと、打ち合わせや練習を入念に行った上でのコラボ実習でした。

 1年生の意欲あふれる姿と、3年生の頼もしさを感じたコラボ実習、福祉科のよき伝統です。

 1年生の介護実習の成果につながりますように、3年生は願っています。

2年生「バイタルチェック」の授業

2年生は、8月30日からの施設実習が延期になり、8月29日から授業を行っています。今回は、入浴実習の前に、バイタルサインに関しての授業と実習を行いました。

「医行為ではないとして介護職が実施できる行為」として、施設で実施されている行為ですが、正しい知識と正しい実施方法を理解していなければ、事故につながってしまうため、緊張感を持ちながら実習に臨みました。

 新型コロナウイルスの感染予防を実施しながら、体温の正しい計測方法、自分の脈拍の測定、自動血圧計を用いた血圧の計測、パルスオキシメーターを用いた動脈血酸素飽和度の測定を行いました。

 

マンシェット(カフ)を正しい位置・方向で巻きます

  

初めての血圧計測!             静かに計測します。

 

  

パルスオキシメーターを初めて扱いました   データの記録も間違えないように…

簡単そうに思えても、いざ、扱ってみるとなかなかうまくできませんでした。

きちんと根拠を理解し、器具を正しく使用しなければ、きちんとデータを得ることができません。平常値や、変動因子などを理解した上でバイタルサインの計測を行うことで、利用者さんの状態を把握できることを、実習を通して実感することができました。