福祉科 学習成果

36HR 介護実習(校内代替実習)最終日

36HR 介護実習(校内代替実習)最終日

7月13日、今日は実習最終日でした。ここ数日、利用者さんへの思いを胸に、実習生同士でアイデアを出し合い、協力しながら作り上げた作品(「笹飾り」「月ごとの壁面飾り」「利用者さんへのプレゼント」)のプレゼンテーションを行いました。

作品の工夫した点や、見てくれる人へのメッセージ、利用者さんへのプレゼントでは、なぜこのプレゼントにしたかの理由として利用者さんの生活歴や心身の状態や利用者さんとのエピソード、利用者さんへのメッセージを発表しました。班ごとにプレゼンの方法を相談し、役割分担し、練習して臨みました。表現の仕方はそれぞれでしたが、実習生全員が精一杯、利用者さんや作品への思いを述べました。

 

壁面飾りでは手足の関節が動いたり、衣服が着せ替えできるなど遊びの要素を取り入れたものや、利用者さんへのプレゼントでは手作りのソックスエイドなど、考え抜き、何度も試作を繰り返したものもありました。

 

校内代替実習は今日で終わりましたが、次はこの実習の成果である事例研究に取り組みます。

今回の実習は「自分たちで考え、主体的に取り組む」が目標でした。上手くいったこともありましたが、つまづき、行き詰まったこともありました。その都度、悩み、実習生同士で考え、話し合い、指導者さんからご指導やヒントをいただきながら一歩ずつ前に進みました。さまざまな意味で、今回の実習の集大成がこの創作活動であったのではないかと思います。

明日から、この実習での経験や学んだとを糧に、進路決定や国家試験受験に向けて、邁進していきます。

またこの場をお借りして、成果をご報告します。 

36HR 介護実習 創作活動 完成へ!

36HR 介護実習 創作活動 完成へ!

先日から取り組んでいた作品が完成に近づきました。七夕の(旧暦の七夕は8月14日です)笹飾りには利用者さん、実習生それぞれの願いを書いた短冊をつけました。月ごとの壁面飾りは、最後は利用者さんに仕上げていただけるような仕掛けも作りました。そしてアセスメントから利用者さんのニーズや好みを考え、プレゼントを作りました。

 

1月の壁面飾りは「一富士二鷹三茄子」など縁起物がたくさんが描かれたカラフルな見ているだけで嬉しくなる作品です。

利用者さんへのプレゼントの中には認知症の症状である見当識障害への対応として日付を確認するための万年カレンダーがあります。鼻の部分を引っ張ると日にちのカードが取り出せる等の工夫がされています。

 

実習生のアイデアと利用者さんへの思いがたくさんつまったどれもこれも楽しい楽しい作品です。

36HR 介護実習 介護計画の実施と創作活動

36HR 介護実習 介護計画の実施と創作活動

7月9日、本実習の大きな目標である「介護計画の作成・実施・評価」について、実習生はそれぞれが立案した計画を実施しています。「機能性尿失禁の対策としてトイレの場所や排泄の手順をわかりやすくする」や「皮膚の乾燥を防ぐための手浴後の保湿ケア」等のテーマに沿って実践しています。

   

創作活動もいよいよ大詰めです。今日は七夕飾り(少し時期は遅れましたが、旧暦の七夕は今年は8月14日です)の、「笹」が完成しました。模造紙に新聞紙をちぎって貼って作りました。あとは利用者や実習生の願いを書いた短冊をつるします。カレンダーや月ごとの壁面飾りも順調に仕上がっています。どんな作品になるか楽しみです。

36HR 介護実習 創作活動

36HR 介護実習 創作活動

7月8日、今日は介助者・利用者、みんなで壁面飾りやカレンダー等の創作活動をしました。手指の巧緻性の維持や思考力の向上、回想法やリアリティオリエンテーションにもつながるので介護現場でも個別レクリエーションとして行われています。指導者から指導を受け、実習生はさまざまなアイデアを出し工夫しながら取り組みました。

 

36HR 介護実習 食事・おやつ介助

36HR 介護実習 食事・おやつ介助

7月6日、今日は食事介助、おやつ介助を行いました。

食事介助は利用者さんの必要な栄養や嚥下のしやすさ、嗜好を考え、「一口いなり寿司」「味噌汁」「鮭のホイル焼き」「青梗菜とシメジのソテー」「ささみの梅肉和え」「もやしとわかめのゴマ酢和え」「白玉のみたらし」を作りました。以前、食物科の先生から高齢者の食生活についてご講義をいただいた際に「高齢者はお寿司や混ぜご飯を好む」と教わり、ぜひお寿司を作ってみたいと思っていました。さっぱりとした酸味の食欲増効果で食が進みました。

 

おやつ介助は手軽に作れるシャーベットとベビーカステラを作りました。シャーベットは市販のジュースから簡単に作れるものでオレンジやマンゴーなど様々な味を楽しみました。水分摂取がなかなかできない利用者さんもこれで水分補給になります。ベビーカステラは食べやすいように一口で食べられる小さめのサイズにしました。

 

感染対策や誤嚥予防に留意しながら食事やおやつの介助を行いました。将来、グループホームなどで勤務するようになると、このように食事やおやつを提供しなければならないこともあるかもしれません。介護技術だけでなく、生活支援の技術(調理)も身につけておきたいです。