福祉科 学習成果

第35回介護福祉士国家試験 合格発表

第35回介護福祉士国家試験 合格発表

 3月24日、第35回介護福祉士国家試験の合格者の発表がありました。受験した22期生全員の番号が確認され、合格率は100%でした。ご指導やご配慮、激励をありがとうございました。

 また、既卒者も17期生、18期生、21期生のそれぞれ1名ずつ合格しました。

 次のステップでも福祉科での学びを活かし、頑張ってほしいです。

                 

16HR・26HR 『障害者支援施設の実際について(講義)』

 11月15日(火)5時間目,障害者支援施設シーズ 統括施設長林達郎氏,生活支援員岸本穂高氏,船城由佳氏にお越しいただき,「障害者支援の実際について」ご講義いただきました。

 障害者支援施設の利用者さんの生活や,介護の視点と工夫,支援員さんの『施設は利用者さんの「家」であり,そこで普通の幸せを感じたり,生まれてきて良かったなあと感じてほしい』という思いをお聞きし,大変有意義な学びの時間となりました。本日の学びを今後の実習や活動に生かしたいと思います。
 1年生は11月24日に見学実習を予定しており,これは新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響で3年ぶりの交流となります。今後,コロナ禍以前のような学習活動や交流の機会が増えることを祈りながら,これからも日々の学習に努めたいと思います。

令和4年度 徳島県高校生産業教育展(福祉学会)

令和4年度 徳島県高校生産業教育展(福祉学会)

 11月5日、イオンモール徳島にて徳島県高校生産業教育展が開催されました。新型コロナ感染症の影響で3年ぶりの参集型の従来の形式での開催となりました。

 福祉学会では、2階の福祉ブースで県内の福祉を学べる高校を紹介したリーフレットの配布、4階のイオンホールで車椅子介助体験、そしてメイン会場となる1階のUZUホールで体験発表を行いました。

 リーフレットの配布は池田高校辻校と那賀高校の生徒さんと一緒に行い、お客様に高校での福祉の学びについて説明しました。中には「高校で介護福祉士の勉強ができるん?知らんかった」「松西以外にも福祉の勉強できる学校があるんやな」いう方もいらっしゃいましたが、生徒たちの説明により知っていただけました。午後には飯泉嘉門徳島県知事がブースにお越しになり、3年生の生徒が自走と介助用の車椅子の用途や使用法の説明をしました。知事からは「大変なこともあると思いますが頑張ってください」と労いのお言葉をいただきました。

 車椅子介助体験は小さなお子様をはじめ、多くの方々に体験していただきました。「小学生の時に車椅子に乗った体験はあったけど、改めて使い方を知れてよかった」「生徒さんの優しい笑顔と声かけに元気をいただきました」等の感想をいただきました。

 体験発表は、3年の井上椎奈さんが介護実習の受け持ち利用者さんの介護計画の実施についての事例研究を発表しました。利用者様へ寄り添う気持ちやコロナの収束も見えない中でありながらも実習ができたことへの感謝の気持ち、介護福祉士国家試験受験や4月から介護職員として働くことへの意欲などを述べました。

 広く県民の皆さまに福祉の学びについて知っていただくことのできた一日でした。ご来場の皆さま、ありがとうございました。

知事の観覧車椅子介助体験

車椅子介助体験体験発表

 

R4 36HR 松西祭 事例研究発表会

R4 36HR 松西祭 事例研究発表会

 10月2日、松西祭で事例研究発表会を行いました。代表者4名による発表です。介護実習における担当利用者様との関わりから、生活課題を抽出し、目標を設定、介護計画を立案・実施、評価・考察の介護過程の学びの成果発表です。

 「見当識の維持について」「今ある能力を維持するために」「自発的な水分補給のために」などについて、各担当利用者様の心身の状態や疾患や障害の説明や特性、介護計画の実施の状況や結果についてデモンストレーションを交えながら説明し、研究の内容を披露しました。

 生徒たちはこの発表会に向け、何度も何度もスライドを差し替えたり、デモンストレーションの練習を繰り返したり、どうすれば自分たちが介護実習で学んだことを来場者にわかりやすく伝えられるか、模索しながら本番を迎えました。発表者だけでなく、各係生徒も発表の成功と来場者をもてなすために、準備や練習を重ね、責務を果たしました。

 来場者から「デモンストレーションが臨場感があり、利用者様との関わりのイメージがわいた」「難しい内容をわかりやすく説明していた」「スライドがわかりやすかった」「発表態度が熱心で好感が持てた」「発表者の態度や身だしなみがとてもよかった」「もっと発表の場を設け、もっと多くの人に見てもらえるとよい」などの感想をいただきました。

 介護実習やそれぞれの事例研究を通して経験したことや学んだことを糧に、これからの学習や、福祉科の学びの集大成である介護福祉士国家試験受験、そして将来の夢の実現に向けてさらに研鑽を重ねていきたいと思います。

 介護実習、事例研究に携わっていただきました皆さま、発表会にお越しくださった皆さま、本当にありがとうございました。

 

R4 26HR 松西祭 福祉科展

R4 26HR 松西祭 福祉科展

 10月2日、松西祭で日頃の学習の成果を披露する福祉科展を行いました。生活支援技術の実習の内容をパネルにまとめたものや,介護実習でお世話になった施設へのプレゼントとして作ったフラワーアレンジメントやエシカル学習による学びから各自がアイデアを凝らして作った作品が展示されました。

 パネル展示は校内実習で取り組んだ入浴介助や清拭についてや、外部講師としてきていただいた専門職の先生からご講義いただいた福祉機器についての紹介と説明をまとめるなどしました。フラワーアレンジメントも専門の先生からご指導いただき、生花を使って,各自が色やバランスを考えながら作りました。(福祉科展終了後、各施設に実習のお礼として贈りました)エシカル作品は自分が大切にしていたものを、物入れやオブジェなどの小物やレクリエーション財など、また誰かのために生まれ変わらせたものを作り、循環型社会の実現をめざしました。

 来場者からは「パネルは詳しく説明されてわかりやすい」「パネルを見て実習のイメージがわいた」「フラワーアレンジメントがきれいで印象に残った」「エシカル作品はとても工夫されてる」「エシカル作品は人とのつながりと同時にエコ活動にも貢献できていると観じた」などの感想をいただきました。

 作品を作りながら学んだ内容を振り返ったり、深めたり、また新たな気づきもありました。12月の施設での介護実習の後半に向けて、気を引き締めて準備を進めていきたいです。ご来場の皆さま、ありがとうございました。

R4 36HR 事例研究クラス内発表会

R4 36HR 事例研究クラス内発表会

 9月22日、36HRで介護実習の成果である事例研究のクラス内発表会が行われました。

 介護実習の中で、担当利用者様とコミュニケーションを図り、観察を行いながら生活課題を抽出し、目標を設定、介護計画を立案、実施、評価と取り組んだ介護過程の内容についての研究発表です。

 アセスメントシートや実習記録を見返し、担当利用者様のことを思い浮かべ、施設の指導者様のご指導を思い出しながら、集録の原稿やスライドを作成に取り組みました。限られた時間の中、まだまだ言いたいこともありましたが、時間いっぱい、実習の成果を披露しました。

 「対応の方法が参考になった」「様々な視点や思いもよらない発想がありすばらしかった」「疾患や障害について学んだ」「スライドがわかりやすく工夫されていた」「発表態度についても、声の大きさやスピードによって頭に入ってくる内容の量が違ってくることがわかった」などの感想が聞かれました。また、「自分が実習で学んだことがみんなに共有できてよかった」と感じた生徒がおり、事例研究の学習の目標の達成がうかがえた発表会でした。

 この中から4名の代表者が10月2日の松西祭の「事例研究発表会」で、さらに磨きをかけた内容で発表します。

R4 26HR 校内代替実習

R4 26HR 校内代替実習

 7月13日から始まった26HRの前半の介護実習は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、一時中断しました。9月5日~15日の9日間は、校内代替実習となりました。

 後半の施設での介護実習に向け、校内で介護技術の向上に励みました。清拭や入浴介助(特浴)、着脱介助、排泄介助等の介助の実習や、エシカル消費についての学習に取り組みました。実習生はそれぞれの目標の達成のために研鑽し、課題や今後の目標に気づくなど、実りの多い実習となりました。

 12月8日から22日までの10日間の後半の介護実習が施設で無事に再開されることを願いながら,このたびの校内代替実習を終えました。

 この校内代替実習の成果や学びをパネルにまとめ、10月2日の松西祭の「福祉科展」で展示します。

 

 

福祉科 1・3年生 コラボ実習

福祉科 1・3年生 コラボ実習

 9月16日、20日、福祉科3年生が1年生へ介護実習に向けての助言やアドバイスを行いました。

 16日は着脱介助の技術指導を行いました。ベッド上での前開き衣服の介助です。班ごとにまず3年生がデモンストレーションを行い、その後、1年生が順に介助の指導を受けました。3年生の手技や言葉を1年生は見逃すまい,聞き漏らすまいと指導を受けていました。

 20日は1年生が書いた着脱介助の記録の指導を3年生が行いました。内容や言葉の使い方、誤字脱字等について3年生は一つ一つ丁寧にチェックして1年生にアドバイスをしました。その後、1年生の10月12日からの介護実習に向けて,3年生は自分たちの6~7月の介護実習の経験から、施設ごとに施設の概要や実習内容等の説明がありました。1年生は熱心に耳を傾けていました。

 3年生は自分自身が1年生の時に、当時の3年生から同じように技術や記録の指導を受けたことを思い出しながら,今度は自分たちが1年生にしっかりと教えなければと、打ち合わせや練習を入念に行った上でのコラボ実習でした。

 1年生の意欲あふれる姿と、3年生の頼もしさを感じたコラボ実習、福祉科のよき伝統です。

 1年生の介護実習の成果につながりますように、3年生は願っています。

2年生「バイタルチェック」の授業

2年生は、8月30日からの施設実習が延期になり、8月29日から授業を行っています。今回は、入浴実習の前に、バイタルサインに関しての授業と実習を行いました。

「医行為ではないとして介護職が実施できる行為」として、施設で実施されている行為ですが、正しい知識と正しい実施方法を理解していなければ、事故につながってしまうため、緊張感を持ちながら実習に臨みました。

 新型コロナウイルスの感染予防を実施しながら、体温の正しい計測方法、自分の脈拍の測定、自動血圧計を用いた血圧の計測、パルスオキシメーターを用いた動脈血酸素飽和度の測定を行いました。

 

マンシェット(カフ)を正しい位置・方向で巻きます

  

初めての血圧計測!             静かに計測します。

 

  

パルスオキシメーターを初めて扱いました   データの記録も間違えないように…

簡単そうに思えても、いざ、扱ってみるとなかなかうまくできませんでした。

きちんと根拠を理解し、器具を正しく使用しなければ、きちんとデータを得ることができません。平常値や、変動因子などを理解した上でバイタルサインの計測を行うことで、利用者さんの状態を把握できることを、実習を通して実感することができました。

 

36HR 介護実習 終了

36HR 介護実習 終了

 36HRの介護実習は7月12日、無事に23日間の日程を終了することができました。それぞれの施設で様々な実習をさせていただきました。担当利用者様をつけていただき、アセスメント、課題の抽出、目標設定、介護計画、計画の実施、と介護過程の実習もさせていただきました。これからは、この介護過程から、各々が事例研究に取り組みます。

 実習生はこの23日間で、利用者様への支援やコミュニケーション、レクリエーションを経験し、職員の方々との関わりから多職種協働について等、たくさんのことを学びました。この学んだことを進路実現や介護福祉士国家試験受験等に活かしていきたいです。

 またこの実習でお世話になった施設の利用者様、職員の方々、そして先生方に感謝を申し上げます。ありがとうございました。お世話になりました。