福祉科 学習成果

第34回介護福祉士国家試験 受験結果のご報告

第34回介護福祉士国家試験 受験報告

3月25日、第34回介護福祉士国家試験の合格発表がありました。

小松島西高校 福祉科 21期生の合格率は 93.3%でした。

コロナ禍で苦しい状況の中での受験でしたが、それぞれが力を出し切った結果です。

ご指導、激励ありがとうございました。

第35回介護福祉士国家試験に向けてはもう始まっています。引き続き、よろしくお願いいたします。

障害者支援施設シーズへ訪問(36HR)

障害者支援施設シーズへ訪問(36HR)

 12月3日、36HRの代表生徒3名が障害者支援施設シーズに訪問しました。残念ながら利用者さんに直接お目にかかることはできませんでしたが、利用者の皆さんへのプレゼントを施設長さんにお渡ししました。

 施設に飾っていただけるように12月と1月の壁面飾りと手作りの人形やカレンダーです。

 36HRの生徒は1年次に見学実習でシーズの皆さんにお世話になりました。利用者さんと過ごした楽しい充実した時間が忘れられません。感染症の影響でこのような形でしか関わることはできませんが、またいつか交流が再開できる日を待ち望みます。

福祉系高校修学資金貸付事業説明会

11月17日(水)

本年度から「福祉系高校修学資金貸付事業」が開始されることになり、その説明会がありました。

徳島県社会福祉協議会の方から、徳島県内の福祉系高校に在学し介護福祉士の資格取得を目指す生徒に対しての「修学資金貸付制度」について説明がありました。

R3 学校見学会 36HR

令和3年度 学校見学会 36HR

 11月3日、中学生の皆さんをお迎えして、学校見学会が開催されました。36HRは「医療的ケア演習班」と「事例研究発表班」に分かれて授業を見ていただきました。

 「医療的ケア演習班」では「胃ろう・腸ろう経管栄養」の演習を実施しながら、見学に来た中学生の皆さんに手技や物品、また福祉科での学びについて、一人ひとりに丁寧に説明をしました。

 

 

 

 

「事例研究発表班」は代表者4名が介護実習の成果である事例研究の内容をスライドにまとめプレゼンテーションをしました。利用者の生活課題である「水分補給のすすめ方」「睡眠の重要性」「尿失禁への対応」「残存能力の活用」について実演も交えながら発表しました。

 

 中学生の皆さんは真剣な表情で参加してくれました。未来の「福祉の卵たち」になってくれることを願っています。

松西祭「福祉科展」

10月7日(木)文化祭では、福祉棟1階にて福祉科展を行いました。
 福祉科2年生は校内介護実習で学んだ口腔ケアや福祉機器の活用、アセスメントやレクリエーションについてなどを模造紙にまとめた実習事後学習とエシカルカレンダーを展示しました。 

  

 
 エシカルカレンダーは、不要になったポスターや新聞紙、ペットボトルなどを再利用しており、利用者さんが施設で使用することを想定し安全で使いやすいカレンダーを作成しました。どの班も個性豊かで遊び心にあふれた作品が出来上がりました。

 

 
 また、校内介護実習のレクリエーションで実際に使った『ならびかえしりとり』の展示では、ご来場いただいた方にも直接触れてもらい、「この絵は何だろう?」「難しかったけど楽しかった」「利用者さんとの会話のきっかけになりそう!」と楽しんでいただけました。

 

 

R3 36HR 松西祭 事例研究発表会

R3 36HR 松西祭 事例研究発表会

 10月7日、松西祭で36HRが事例研究発表会を行いました。

 介護実習の成果としてレクリエーションの効果や認知症の症状である見当識障害への対応、運動機能の向上のためのリハビリテーション等について、クラスの代表者5名が発表しました。 

 各代表者に対してパソコン係などサポート役の生徒が数名ずつでチームを編成し、スライドや原稿など内容を練り直し、実演を加えるなど工夫を凝らした上で、打ち合わせや練習を繰り返し本番に臨みました。

 発表会の運営も、司会進行や受付、案内、マイクやプロジェクターなどの機器の準備や操作、撮影など、係生徒がそれぞれ担当しました。

 たくさんの先生方や生徒の皆さんが来場してくださいました。緊張しながらも、精一杯自分たちの実習や福祉科での学習の成果を披露することができました。

 

 

 


 

 また、「福祉科展」の一角に介護実習で製作した「利用者さんへのプレゼント」を展示させてもらいました。ハーバリウムや日替わりカレンダー、ソックスエイドなどです。利用者さんへの思いを込めながら、利用者さんの好きなものや必要なもの実習生同士で考え抜いて作ったプレゼントです。

 来場者から事例研究発表については「難しそうな疾患についてもわかりやすく説明してくれた」「スライドや実演がわかりやすかった」「説明がうまくてとても聞きやすかった」「実演を見てコミュニケーションのはかり方がわかった」「自分たちだけで進行していてすごいと思った」「このように一人ひとりに寄り添った介護を受けられるのであれば年をとるのは怖いことではないと思った」などの感想が寄せられました。

 利用者さんへのプレゼントの展示には「利用者さんへの思いが伝わった」「説明カードがあったのでなぜこのプレゼントを作ったかがよくわかった」「どの作品もクオリティが高く自分もほしくなった」などの感想でした。

 福祉科での取り組みを披露する機会をいただき、感謝しています。また、ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。

 36HRはこれから1月の介護福祉士国家試験に向けて邁進していきます。今後もどうかよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

36HR 医療的ケア

36HR 医療的ケア

 2011年に社会福祉士及び介護福祉士法の一部が改正され、2015年より介護福祉士は医師の指示のもとで「診療の補助」としての痰の吸引と経管栄養を行うことを業とすることが認められました。それに伴い、本校でも医療的ケアについての学習が開始しました。
 内容は「喀痰吸引①口腔内吸引」「喀痰吸引②鼻腔内吸引」「喀痰吸引③気管カニューレ内部吸引」「経鼻経管栄養法」「胃瘻又は腸瘻による経管栄養法」です。
 それぞれの分野における講義を受講し、知識の定着のための確認テストを実施・合格後、演習に移ります。演習では指導者による実技チェック・試験が各内容ごとに一人5回ずつ行われます。
 利用者様の命に関わる内容であるため、演習では緊張から鑷子を持つ手が震えることもありますが、講義では指導者の一言一言を聴きもらさないように、また実技では指導者の手技の一つ一つを見逃さないように、熱心に励んでいます。
 医療的ケアの学習を通して、生徒は利用者様の命や尊厳の重みについて再認識します。また、習熟度の高い生徒が、遅れがちな生徒のフォローに回ったり、自主的に物品の準備や片付けをするなど、それぞれの役割をこなしながら、責任感やクラスメイト同士の連帯感も育ちます。そして毎年この学習を終える頃には、国家試験に向けてがっちりとスクラムが組むことができるようになります。


 

 

 

 

 

 

  21期生は現在、気管カニューレ内部吸引の演習をまもなく終えようとしています。次の経管栄養法は、さらに複雑で細かな手順や手技の実習となります。引き続き、真摯に取り組み、知識や技術だけではなく、人間性も磨き、成長していきたいです。

 

36HR 事例研究発表会

36HR 事例研究発表会

 36HRは9月21日、5・6限目に介護実習の成果である事例研究の発表会を実施しました。各自でテーマを設定し、実践した内容をスライドや原稿にまとめ、発表しました。

 内容は「介護計画の実施」「レクリエーションの効果」「利用者として受けた介助について」です。研究内容を抄録原稿にまとめ、パワーポイントでスライドを作成し、各自が発表をしました。

 何度も原稿を書き直したり、スライドを作り直したり、試行錯誤しながら準備や練習を重ねて臨みました。

 緊張しながらも、持ち時間いっぱい使って研究内容を発表できました。

 

 

事例研究には自らの介護実践を振り返り、専門的知識・技術の活用と不十分な知識の充足、問題解決のための文献学習や社会資源の活用方法を知る、課題の発見等の目的のほか、発表することにより他者と自分の研究成果についての意見交換や認識・学びの共有という目的もあります。これらの取り組みは、よりよい介護をめざし、介護職員としての自己研鑽につながります。

 クラスメイトの事例研究を視聴し、新たな学びを得るとともに刺激も受け、大変充実した時間となりました。

 これからもう一度、各自の研究内容を整理し、原稿やスライドを見直した上で完成させ、介護実習の成果として残したいです。

 クラスの代表者により、10月7日の松西祭での発表会、授業の中で在校生へ向けての発表会もあります。プレゼンテーションの方法についてもさらに磨きをかけていきたいです。

 

26HR 校内代替実習8日目

 7月29日、実習期間中に計画したレクリエーションの発表会を行い、利用者さんに合わせたレクリエーションの内容や進行の工夫、介助者の動き等を共有しました。各班での発表内容だけでなく、発表会全体の運営も実習生全員で協力しながら進めることができました。
 また、最終カンファレンスでは実習生一人ひとりが8日間の実習を振り返りました。
短い期間でしたが、新しい技術について学んだり、過去に授業で行った介助を繰り返し復習したりと充実した実習になったのではないかと思います。

  

 

 この日で校内代替実習は終了しましたが、8月30日からは施設での実習を予定しています。初めての施設での実習になりますが、実際の現場での貴重な体験を通してたくさんのことを学んで欲しいと思います。前半の校内代替実習期間での学びを活かし、班員同士協力しながら後半の施設実習も頑張って欲しいです。

 

26HR 校内代替実習(7日目)

 7月28日、四国歯科衛生士学院専門学校の船奥律子先生にお越しいただき、高齢者の口腔ケアについてご講義いただきました。
 実際に高齢者の口腔ケアに使用する歯ブラシや義歯の取り扱い方、口腔モデルを使用した歯磨きの介助の方法など、さまざまな体験をさせていただき、口腔ケアの重要性について学ぶことができました。

 

 

 

 

26HR 校内代替実習(5,6日目)

 

 7月26日、各班でレクリエーション準備を進めていきました。
集団レクリエーションは、運動機能や認知機能の維持、他者との交流などを目的に実施されますが、コロナ渦の現状、施設での実施は難しいかもしれません。しかし、班員同士で意見を出し合い、何を目的としてレクリエーションをするのか,利用者さんの状態はどうか等を考えながら計画しました。

 


 7月27日、先日松村先生にご指導いただいた福祉機器使った移乗方法を活かし、入浴介助の実習を行いました。一人ひとりがボディメカニクスを意識し、安全な移乗介助ができるよう声をかけあいました。シャワーベッドでの入浴介助では、利用者さんにとって安全で気持ちの良い入浴ができるよう、体調確認や温度管理に配慮し実習を行いました。

 

 

26HR 校内代替実習(4日目)

  7月21日、本日は株式会社コンフィデンスケア代表取締役で作業療法士の松村幸治先生にお越しいただき、福祉機器を用いた移乗方法についてご講義いただきました。
 実際の現場での介護・リハビリの様子や、スライディングボードやリフト等の福祉機器を活用した、利用者にも介護者にも負担の少ない移乗方法について学ぶことができました。

 

 

      

26HR 介護実習(校内代替実習)3日目

 

 7月19日、本日はレクリエーションの計画・準備をしました。
どうすれば利用者さんが安全に楽しむことができるのか、よく考えながら班員同士で意見を出し合い、内容を考えています。
 初めての自分たちで一から作るレクリエーションは、まだまだ準備は序盤ですが、さまざまなアイデアが出てきていました。

 

 

26HR 介護実習(校内代替実習)2日目

 7月16日、アセスメント演習を実施しました。実際の高齢者の事例を取り上げ、その方の生活歴や疾患などについて、タブレットを活用し、事例の文章や写真の中から情報を収集します。

  

 

 それを元に、利用者に応じた介助について自分たちで計画し、移動介助・排泄介助の実習を行いました。ふらつきのある利用者が転倒しないように支えながら実施しました。

 

「今日は暑いですね」
 「じめじめしていますね」
  「こんな日は冷たいものが飲みたいです」

・・・そんな会話をしながら、歩いている実習生の姿が見られました。

     

26HR 介護実習(校内代替実習)1日目

7月15日から福祉科2年生の介護実習が始まりました。

 今年度の介護実習は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため前半8日間は校内代替実習となりました。「利用者さんにとって安全な支援とは何か」と常に考えながら、日常生活動作の介助を中心に繰り返し実践しています。また、今回の実習では、初めてのアセスメント演習やレクリエーションの計画実施、外部講師先生のご講義など、多くのことを学べるよう、さまざまな実習内容を予定しています。

 最初に学校長と福祉科長からご挨拶をいただきました。感染対策には十分注意しながら、実際の施設での実習も視野に入れ、しっかりと目標を持って一日一日を大切に実習を進めていきます。

 

 

 次に施設内の清掃・消毒、必要物品の確認、ベッドメイキングを行いました。実習生自身の手指消毒や物品等の消毒を丁寧に行い、感染対策に取り組んでいます。また、ベッドメイキングでは、基本を確認しながら何度も繰り返し練習しました。班員と協力して実技の相互確認をし、その根拠を考えながら取り組むことで技術の定着を目指します。

 

 

これから更に暑くなる時期ですが、実習生同士で協力しながら一生懸命頑張ります!

36HR 介護実習(校内代替実習)最終日

36HR 介護実習(校内代替実習)最終日

7月13日、今日は実習最終日でした。ここ数日、利用者さんへの思いを胸に、実習生同士でアイデアを出し合い、協力しながら作り上げた作品(「笹飾り」「月ごとの壁面飾り」「利用者さんへのプレゼント」)のプレゼンテーションを行いました。

作品の工夫した点や、見てくれる人へのメッセージ、利用者さんへのプレゼントでは、なぜこのプレゼントにしたかの理由として利用者さんの生活歴や心身の状態や利用者さんとのエピソード、利用者さんへのメッセージを発表しました。班ごとにプレゼンの方法を相談し、役割分担し、練習して臨みました。表現の仕方はそれぞれでしたが、実習生全員が精一杯、利用者さんや作品への思いを述べました。

 

壁面飾りでは手足の関節が動いたり、衣服が着せ替えできるなど遊びの要素を取り入れたものや、利用者さんへのプレゼントでは手作りのソックスエイドなど、考え抜き、何度も試作を繰り返したものもありました。

 

校内代替実習は今日で終わりましたが、次はこの実習の成果である事例研究に取り組みます。

今回の実習は「自分たちで考え、主体的に取り組む」が目標でした。上手くいったこともありましたが、つまづき、行き詰まったこともありました。その都度、悩み、実習生同士で考え、話し合い、指導者さんからご指導やヒントをいただきながら一歩ずつ前に進みました。さまざまな意味で、今回の実習の集大成がこの創作活動であったのではないかと思います。

明日から、この実習での経験や学んだとを糧に、進路決定や国家試験受験に向けて、邁進していきます。

またこの場をお借りして、成果をご報告します。 

36HR 介護実習 創作活動 完成へ!

36HR 介護実習 創作活動 完成へ!

先日から取り組んでいた作品が完成に近づきました。七夕の(旧暦の七夕は8月14日です)笹飾りには利用者さん、実習生それぞれの願いを書いた短冊をつけました。月ごとの壁面飾りは、最後は利用者さんに仕上げていただけるような仕掛けも作りました。そしてアセスメントから利用者さんのニーズや好みを考え、プレゼントを作りました。

 

1月の壁面飾りは「一富士二鷹三茄子」など縁起物がたくさんが描かれたカラフルな見ているだけで嬉しくなる作品です。

利用者さんへのプレゼントの中には認知症の症状である見当識障害への対応として日付を確認するための万年カレンダーがあります。鼻の部分を引っ張ると日にちのカードが取り出せる等の工夫がされています。

 

実習生のアイデアと利用者さんへの思いがたくさんつまったどれもこれも楽しい楽しい作品です。

36HR 介護実習 介護計画の実施と創作活動

36HR 介護実習 介護計画の実施と創作活動

7月9日、本実習の大きな目標である「介護計画の作成・実施・評価」について、実習生はそれぞれが立案した計画を実施しています。「機能性尿失禁の対策としてトイレの場所や排泄の手順をわかりやすくする」や「皮膚の乾燥を防ぐための手浴後の保湿ケア」等のテーマに沿って実践しています。

   

創作活動もいよいよ大詰めです。今日は七夕飾り(少し時期は遅れましたが、旧暦の七夕は今年は8月14日です)の、「笹」が完成しました。模造紙に新聞紙をちぎって貼って作りました。あとは利用者や実習生の願いを書いた短冊をつるします。カレンダーや月ごとの壁面飾りも順調に仕上がっています。どんな作品になるか楽しみです。

36HR 介護実習 創作活動

36HR 介護実習 創作活動

7月8日、今日は介助者・利用者、みんなで壁面飾りやカレンダー等の創作活動をしました。手指の巧緻性の維持や思考力の向上、回想法やリアリティオリエンテーションにもつながるので介護現場でも個別レクリエーションとして行われています。指導者から指導を受け、実習生はさまざまなアイデアを出し工夫しながら取り組みました。

 

36HR 介護実習 食事・おやつ介助

36HR 介護実習 食事・おやつ介助

7月6日、今日は食事介助、おやつ介助を行いました。

食事介助は利用者さんの必要な栄養や嚥下のしやすさ、嗜好を考え、「一口いなり寿司」「味噌汁」「鮭のホイル焼き」「青梗菜とシメジのソテー」「ささみの梅肉和え」「もやしとわかめのゴマ酢和え」「白玉のみたらし」を作りました。以前、食物科の先生から高齢者の食生活についてご講義をいただいた際に「高齢者はお寿司や混ぜご飯を好む」と教わり、ぜひお寿司を作ってみたいと思っていました。さっぱりとした酸味の食欲増効果で食が進みました。

 

おやつ介助は手軽に作れるシャーベットとベビーカステラを作りました。シャーベットは市販のジュースから簡単に作れるものでオレンジやマンゴーなど様々な味を楽しみました。水分摂取がなかなかできない利用者さんもこれで水分補給になります。ベビーカステラは食べやすいように一口で食べられる小さめのサイズにしました。

 

感染対策や誤嚥予防に留意しながら食事やおやつの介助を行いました。将来、グループホームなどで勤務するようになると、このように食事やおやつを提供しなければならないこともあるかもしれません。介護技術だけでなく、生活支援の技術(調理)も身につけておきたいです。